「小型湯沸器」「ガスストーブ」をお使いのお客さまへ 換気のお願いReminder for ventilation

平成19年2月7日、神奈川県にてリンナイ株式会社製の開放小型湯沸器(不完全燃焼防止装置付き)による死亡事故が発生し、その原因は一酸化炭素中毒によるものとみられております。当社ではこれまで定期保安巡回など業務機会を通じてガス機器ご使用にあたっての注意喚起を行ってまいりましたが、今回および最近の事故を受け、業界をあげて燃焼時の一酸化炭素中毒防止のために換気に関する広報活動を行っております。

  1. ガス瞬間小型湯沸器をお持ちのお客さまへ
    • ガス瞬間小型湯沸器をご使用の際は、必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気してください。不完全燃焼防止装置のある場合でも、必ず換気をしてください。
    • ガス瞬間小型湯沸器は、短時間手元でお湯をこまめにお使いになる場合に適した器具です。お風呂や洗濯機への給湯、シャワー・洗髪への利用などは、危険ですのでお止め願います。
    • 「ご使用中にいやなにおいがする」「ご使用中にたびたび火が消える」「前面の塗装が部分的に黒く変色している」「炎があふれている」「ススが付着している」などの現象がある場合は、不完全燃焼を起こしている可能性がありますので、ご使用をすぐに中止し、上野都市ガスまでご連絡ください。
  2. ガスストーブをお持ちのお客さまへ
    • ガスストーブをご使用の際は、30分に1回、1分間程度換気してください。
    • バーナー部分が傷んでいたり、ほこりが詰まると一酸化炭素が発生し、危険な状態になることがありますのでご注意ください。
    • 「ご使用中にいやなにおいがする」「燃焼部分が変形している」「炎があふれている」「ススが付着している」などの現象がある場合は、不完全燃焼を起こしている可能性がありますので、ご使用をすぐに中止し、上野都市ガスまでご連絡ください。

完全に燃焼している状態であれば一酸化炭素は発生しません。一酸化炭素は無色・無臭でとても気づきにくく、頭痛・吐き気をもよおした場合注意が必要で、重くなると手足がしびれたり死に至ることもあります。ガスは新鮮な空気がないと完全に燃えません。室内で燃焼器具(石油ストーブ含む)をご使用の場合は換気にご注意いただきますようお願いいたします。